レンタルいろいろ(消耗品)

いつもコラムのご愛読ありがとうございます。

本日は接触角計をレンタル頂く時によくあるハプニング(というほどではありませんが)についてコラムを書きます。

「測定中に、シリンジを割ってしまった。」

割れたシリンジ

ガラス製ですので力が加わると、どうしても割れることがあります。その際は、まずは慌てず怪我など無いようビニール袋等にまとめてください。

割れたシリンジをジプロックにいれた画像

我々もよく割ります。まあガラス製なのでこればかりは仕方がありません。(一応、樹脂製(PP)もありますので、「使い捨てにしたい」といった場合など、ご相談ください。)


割れるパターン

そこそこしっかりした厚さのシリンジですが、こんな時割れたりします。

割れるパターン1位

第1位は『 測定後のシリンジ分解の時 』です。

こう聞くと「注筒部からピストンを引き抜くだけでは?」と思われる方もいらっしゃると思います。確かにその通りなのですが、液体試料が高粘度であったり経時硬化するような液体試料ですと注筒部からピストンを引き抜く際に力が必要になる場合もありますので、引き抜こうと少し力を入れた時に・・・「パキンッ!!」という具合に割れてしまいます。

割れるパターン2位

第2位は『 不意に落としてしまったり、何かにぶつけてしまう 』です。シリンジはガラス製ですので心理として「取り扱いには注意しないと・・・」ですとか、「何かにぶつけたりしたら割れてしまう・・・」と考え、気をつけながら取り扱おうとする方がほとんどだと思います。ですが気を付けていても不意に落としてしまったり、ちょっと何かにぶつけてしまって欠けたり割れてしまうことはあります。これは扱いの慣れ、不慣れに関係なく起こります。弊社の測定担当者もやってしまうことはありますので。 

割れるパターン3位

第3位は『 ディスペンサにシリンジをセットする時 』です。

ディスペンサにシリンジをセットする時、シリンジのピストン部分にはスプリングが入れられた状態となります。ディスペンサにシリンジをセットする時はシリンジのピストンを押込んだ状態のまま保持するのですが、ピストンを押込んでいる指がズレてしまうとスプリングの復元力でピストン部分が飛んで行ってしまい・・・。床に落っこちて「パキンッ!!」となってしまう場合も。慣れれば飛んでいくことはないのですが、慣れないとこういうこともありますね。

割れたシリンジにつきましては、無償で新品を送付させていだだきます(故意の場合を除く)。

「破損した場合、費用は掛かりますか?高価ですか?」というご連絡を頂くこともありますが、「100本割っちゃいました!」とかでない限り、ご負担は結構です(弊社ではロットで手配していますので、ご安心ください)。 

当初お届け時には、3個入れていますが、基本的に在庫がありますので、割れたら連絡ください。すぐ発送させていだだきますので、近場でしたら翌日にはお手元にお届けできると思います。なお、割れたシリンジはレンタル装置と一緒に弊社までご返送ください(一応、産業廃棄物です)。

※ 特殊な針等は、一部在庫がないケースがございます。ご了承ください。

(T.S)