column:消耗品について

今回は接触角測定や表面張力測定においての消耗品についてのコラムです。

意外と消耗品はありません(残念ながら・・・)。 

まず消耗品としてすぐに思いつくのが、シリンジと針です。

シリンジ画像
シリンジ
針画像

「精製水で接触角測定しかしないから、何度も使いまわしているよ。」というケースでは、シリンジと針すら消耗しないという事もあります(残念ながら・・・)。

液体が有機溶剤であったり、液-液の界面張力測定を行うケースでは、針とシリンジは消耗品として扱ったほうが測定効率は格段に上がると思います。

超音波洗浄装置

意外と洗浄作業に時間が取られます。正直な話、濡れ性測定より時間が取られます。ちなみに超音波洗浄装置もレンタルで取り扱っています。


シリンジや針自体は、アズワン様などのいわゆる理化学機器商社から購入可です(※1)。 勿論もちろん当社でも取り扱っていますが、あまりお値段は変わらないかと思います。悩ましいのは意外と納期が長く、1.5ヶ月かかったりします。接触角を測りたいのに、きれいなシリンジがすぐに入手できないというのはよくあることです。

※1 2022/1/5現在、アズワンさんでの取り扱いが終了した模様です。その際は弊社にご連絡ください。

また対象となる液体の特性によって針の内径などを変える必要があったりします。「普段は粘度の低い液体でしたがちょっと高粘度の液で測定したい。」といった場合など、太い針が必要になったりします。当社では頻度の高いサイズの針やシリンジの在庫がありますので、ご安心ください。 

意外なところで、バネとシリコンキャップです。

バネ画像
シリコンキャップ画像

液体の交換作業中に無くしたりします。勝手に飛んでいったりします。

バネについては一般に販売されていますが、30個セットとかだったりします。はっきり言ってそんなには消耗しません。もちろんこれらについても、当社で在庫をもっていますのです、紛失された際にはご相談ください。

 

あと液-液の界面張力測定時に使用するガラスセルも消耗品と言えるかもしれません。

長らく使用していますと汚れてきます。また割ってしまうこともあります。

ガラスセル画像

レンタルの場合は、当然セットされていますので、特に心配は不要です。また針のサイズなど使用用途によって使い勝手が異なりますので、お気軽にご相談ください。