測定事例(表面張力)
測定事例1
表面張力測定(ペンダントドロップ法)
ペンダントドロップ法(懸滴法。Pendant drop method)による表面張力測定事例です。
シリンジの先端に懸滴を作成し(写真1)、懸滴の寸法より表面張力を測定する方法です。
B100シリーズ等で測定可能です。
測定事例2
界面張力測定(ペンダントドロップ法)
ペンダントドロップ法(懸滴法。Pendant drop method)による界面張力測定事例です。
側面が透明なガラスセルを用いることにより、液体-液体間の界面張力の測定が可能です。
針はストレート針を使用。針先液が水、ガラスセル内液はコーン油。懸滴法で界面張力を測定する場合は液比重が軽い方をガラスセル、重い方を針側。
B100シリーズ等で測定可能です。
測定事例3
界面張力測定(ライジングドロップ法)
液-液の界面張力を測定する場合でドロップの方が低密度で針を逆さにしたものです。ライジングドロップ法(Rising drop method)とよばれる手法で、逆さ針とガラスセルを使用して測定します。表面張力測定と同様B100シリーズ等で測定可能です。
測定事例4
針の内径を変えた場合での表面張力の変化
ペンダントドロップ法において、懸滴吐出用の針の内径を変化させた場合の、表面張力への影響を比較計測しました。
針の径は30G(0.15mm)と20G(0.65mm)、試料液体は精製水、使用機種はB100にて測定した場合、それぞれ72.49mN/m、72.67mN/mとほぼ同値となりました。
測定事例5
高粘度の液体の表面張力測定事例
使用機種 | :B100 |
針径 | :20G |
懸滴液 | :とんかつソース |
懸滴量 | :8.86μL |
密度 | :1.14g/cm3 |
表面張力 | :36.75mN/m |