接触角・表面張力について

接触角とは?
液体を固体表面に滴下すると、液体は自らの持つ「表面張力」で丸くなります。 この時、液滴の接線と固体表面とのなす角度θを「接触角」といいます。
Youngの式とは?
液滴したときの液のバランスを求める式です。
固体の表面張力=液体の表面張力・cosθ+固体と液体の表面張力
接触角の測定方法の種類はどのようなものがありますか?
θ/2法、Tangent法、真円フィッティング法、楕円フィッティング法などがあります。
接触角測定で使用する液はどのようなもの使用すればいいのですか?
通常は純水をお勧めしております。 もしくは薬局等で市販されています精製水でも特に問題はありません
最適な液滴の量はどれくらいですか?
0.5μℓ~1μℓです。
液量が多い場合(4とか5μだと)、液滴した液滴輪郭の頂点が重量により押しつぶされる為に、90°を分岐にし鈍角だとより値が大きくなり、鋭角だとより値が小さくなってしまいます。

JIS R 3257(1999)「基板ガラス表面のぬれ性試験方法」の中には、「1μL以上、4μL以下」と規定がありますが、あくまでガラス基板を用いた場合で、実際に測定する試料や目的、状況は異なります。

液的の輪郭が重量に押しつぶされない程度に液量を決めれば良いと思われます。
動的接触角とは?
動的接触角とは、固体・液体・気体の界面(三重線)が前進および後退しているときの接触角をいいます。
動的接触角の測定方法の種類はどのようなものがありますか?
【 液滴法(経時変化) 】
前項の接触角の測定を、連続的に行うことです。
厳密な定義はありませんが、当社では、1秒未満の間隔での経時変化を、動的接触角の1種として扱っています。
吸収や揮発の状況を追うという目的にも使用できます。

【 拡張/収縮法 】
固体表面に接した液滴を、膨らませたり、吸い込んだりすることで、液滴の界面が前進、後退するときの接触角(前進接触角と後退接触角)を測定します。

【 滑落法(転落法)】
液滴を載せた固体試料を傾けて液滴を滑らせる方法です。
専用のハードウェアが必要ですが、平面のみの測定では得られない、液体の固体に対する「滑りやすさ」「付着力」などのデータが得られます。
濡れ性の評価方法としては、どのような手法があるのですか?
接触角を測定する以外に、簡易的に調べる濡れ性チェックペン(ダインペン)などがあります。
表面張力の測定方法はどのような種類がありますか?
  • Wilhelmy法(プレート法、垂直板法)
  • du Nouy法(リング法、輪環法)
  • 懸滴法(ペンダント・ドロップ法)
  • Young-Laplace法、
  • 最大泡圧法(バブルプレッシャー法)
  • スピニングドロップ法
  • ドロップボリューム法などがあります。
樹脂のワークの接触角測定をする際、静電気の影響でうまく着液できません。 どうすればいいでしょうか。
市販のイオナイザーをご利用ください。 1,000円ぐらいからのものでも効果はございます。