インターバルパターンについて

当社接触角計を御購入していただいた御客様向けのコラムになります。

 

当社接触角計ソフトにはインターバルパターンという設定項目があります。

あまり変更することはない項目ではありますが・・・

簡単にいうと「撮影コマ数の間隔」です。あまり簡単じゃないですね。

当社装置を使って頂いている御客様から「これなんですか???」と疑問の声も少なくなかったので、コラムとして取り上げようと思いました。それでは今回もどうぞよろしくお願いします。

 

インターバルパターン設定画面画像

 

上画像がインターバルパターンの設定画面になります。

言葉の響きですごく難しそうな印象を持たれた方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?

少なくとも私が初めて耳にした時はそういう印象でした。

インターバルパターンとは当社の造語でして、測定時の撮影間隔の詳細な設定をする部分になります。基本的にはデフォルトのままで問題なく測定できますのでご安心を。

インターバルパターンはデフォルトの設定では上手く測定できない稀なケースの場合に変更します。

 

 

では順に「インターバルパターン」を見ていきましょう。

まずフレームレートとはなんぞやというところから。

フレームレートとは1秒間に何枚の写真が撮影できるのかというカメラの性能を示しています。

上の画像でしたら60fpsとなっていますから、1秒間で60枚の写真が撮影できるカメラを搭載しているということになります。このフレームレートの値は固定値ですので変更はできません。

 

 

次に数字がいっぱい並んでいる表です。

こちらの表は左から順に

 

 

a:インターバルパターンを設定するフレーム数・・・任意の数値を入力。

 

b:撮影間隔時間(何秒毎に撮影するかを設定)・・・数値入力不要。「a」に数値を入力すると自動計算にて数値が反映される。

 

c:撮影回数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・任意の数値を入力。「a」のフレーム数を「b」の撮影間隔時間で何回撮影するかを設定。入力値により「d」も自動的に変更される。

 

d:撮影時間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・任意の数値を入力。「a」のフレーム数を「b」の撮影間隔時間で何秒間撮影するかを設定。入力値により「c」も自動的に変更される。

 

e:総撮影時間・・・・・・・・・・・・・・・・・・数値入力不要。自動計算にて数値が反映される。そのフレーム数まで測定を行った場合に要する総測定時間。

 

 

とまあ各項目の意味するところは上記のようになります。

・・・もっと噛み砕いた方がいいかもなぁ・・。

と思いましたので、(画像)を具体例にして説明します。

 

 

(赤矢印)の部分の意味ですが・・・初めの1フレーム目は撮影間隔17ms毎で撮影回数は60回、それに要する時間は1sという意味となります。

(青矢印)の部分の意味は・・・・・2フレーム目から7フレーム目までの計6フレームの撮影間隔は100ms毎で撮影回数は40回、その撮影に要する時間は4sで1フレーム目から7フレーム目までの総測定時間は5sという意味になります。

 

 

これでなんとなくは分かっていただけたのではと。

自己満足かもしれませんが・・・・今、すごく達成感があります。

 

 

インターバルパターンはほとんど変更することがない部分ではありますが、測定内容によっては変更しないと意図したデータが取れないこともあります。今回色々書きましたが、インターバルパターンご不明な点あれば御連絡ください。

  

それでは今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。