可動方向について

装置の可動方向について、いまひとつわかりにくいのでイラスト化しました。装置の設計などをしている者にとっては当たり前のようですが、一般にはなじみがないかと思われます。特に電話で話す時など・・・。

上下方向(Z方向)

これは特に問題にはならないと思います。電話でお話ししていてもお互い上下方向はただ一つなので。念のため下記にイラスト化しておきます。接触角計では、着液時のステージの上下のストローク幅の際、話に上がるでしょうか。特に厚さのある試料の接触角を測る際には、上下方向のストローク幅は大事になってきます。

接触角計Z軸方向説明イラスト

X軸方向

カメラ-液滴-バックライトの軸に対し、横方向のことを当社ではX軸方向と呼んでます。カメラの画像上で横軸方向になります。

接触角計X軸方向説明イラスト

モニター上での動きの様子がこちら。

複数の箇所を測定しています。X軸方向が可動出来ると複数サンプルの接触角測定が簡単にできます。


Y軸方向

カメラ-液滴-バックライトの軸に対し奥行横方向のことを当社ではY軸方向と呼んでます。カメラの画像上で奥行方向になります。

接触角計Y軸方向説明イラスト

よく誤解が生じるのはX軸とY軸でしょうか。ほとんどの方が(我々も)接触角を測定するとき自分の体と装置の長手方向(カメラ-液滴-バックライト)が平行になるように設置すると思います。その方が、シリンジなど作業時に触るところにアクセスしやすいからです。これが頭にあると上の図のY軸が、「X軸方向と呼ぶにふさわしいのでは・・・。」などと混乱するため、『カメラの画像から見て』横方向(X軸)なのか奥行方向(Y軸)なのかで仕様書などを記載させていただいております。

Z軸方向以外は、もしかしたら各社によって異なるかもしれませんので、比較検討される際はご確認ください。